住宅から都市に向けて、光や視界、人の営みを捧げられば、その返しとして住居内には屋外空間へ侵食してゆく空間の広がりを手に入れられるのではないか。目線高さに設定された開口部と外構に使用された自然素材の石垣、植物、植物によって、住居内のプライバシーを確保しながら、両者のおぼろげな境界を実現してゆく。