東京都世田谷区、住宅街の中にある暗渠に面したこの土地は旗竿地であり、なおかつ旗部は短手5mという狭小地。この敷地に今回、小さな森をつくる。青々と茂る枝葉、それらを揺らす風、隙間から差し込む柔らかな光。森は様々な要素が関わり合い、魅力的な空間を創り出している。そんな森の空間システムは、私たちの住空間にも様々な形で恩恵を与える。都会の中の狭小地でありながら、まるで森の中に沈んでいるような心地良さを味わえる、そんな森の恩恵に浴する家。