街の生活動線である暗渠に面する本敷地。生い茂る緑に連続するように設えられた庭を上から覗くように大きな屋根が垂れ下がる。屋根は視線や日射を遮りつつ、天井面の鉄板がゆらめく緑や光を映し出し、下向きの回転窓は風や音を取り込む。夜間は内部から漏れ出た光が暗渠を照らすことで街の間接照明として機能する。1枚の大屋根が住人に、街に、豊かさをもたらす。