立方体から形を導き、住居と事務所を2つのボリュームに分けることで、それらの関係性を定義していった。もともと縫い合わさっていた部分をほどくように、住居と事務所の間に中間領域としての階段室を設けた。半外部的な移動のための空間は、2つの空間を感覚的に近づけたり遠ざけたりする。そして、各階をスキップフロアとすることで、階段を登る日々の動作の中で生活のシーンが展開される。