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壁式光像のいえ

武井研究室
学部3年後期 住宅設計
制作者:川﨑蓮
住宅_田中_メイン.jpg

東京都文京区、小石川植物園付近に佇むこのアトリエ付き住宅の敷地は間口2m、四方を建物に囲まれた典型的な旗竿地である。ここでは単なる明るい空間ではなく、アトリエとプライベート空間の良質な関係性、建物(主にアトリエ)部分と間口から見える外部環境との調和或いは表情づくりが課題だった。

これらをいっぺんに満足させるための造形としての曲面壁が三次元湾曲しながらボリュームを貫く。一見独りよがりに見えるこの曲面壁が生み出す空間はこの特異な計画敷地のポテンシャルを最大限に発揮させる。建築家のエゴと捉われがちな表現主義的な構築物が普通以上の機能を満足させ得る可能性についての提案である。

京都工芸繊維大学  工芸科学部  デザイン・建築学科 武井研究室
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