top of page

拓かれる建築




京都工芸繊維大学院 修士制作
制作者:北野 湧也
​用 途:小さな町

拓かれる建築

都市の真ん中に現れるがらんどうはかつてのガソリンスタンドである。モビリティを受容するおおらかな空間は機能を失うとたちまち非機能的空間のように放置されてしまう。ここでは実在する廃ガソリンスタンドの図面をもとに建築行為のカケラを拾い集め、それらを咀嚼し構築する。集められた3つのカケラ「歪み」「足元のこと」「線の奥行き」それぞれから導き出される空間はこれまでがらんどう空間を切り取っていた二つの境界に綻びを生み、やがてそれら境界が隔てていた三つの世界を開拓する。

京都工芸繊維大学  工芸科学部  デザイン・建築学科 武井研究室
bottom of page