コモンズへのシークエンス ー中津3丁目の木密再開発における空間保存法木造密集住宅地域にみられるかいわい性が重層する空間構造を再評価し、都市に集まって住むことの意味を問い直す。本設計は、建築物保存に向けた提案ではなく、地区の性格を維持しつつ住環境を随時更新するための手段であり、合筆による建て替えを前提としている。大規模開発とは一線を画する長期的で小さな単位での都市更新は現代都市における時間や空間の連続性を未来へ継承できる可能性を秘めている。