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春になれば
京都工芸繊維大学 卒業制作
学内優秀賞
榊田倫之賞
制作者:中矢晃輔
用 途:集合住宅

技術の進歩に伴い自然との関わりは物質性に傾倒、後続する人と自然の関係は ” 見る ” や ” 取り入れる ” といった広義の言葉で概括されがちである。しかし、その境界には本来もっと繊細で奥深い機微が含まれているはずだ。
私の地元、愛媛県の実家は四方を田畑と山々に囲われ、敷地には高齢の父一人では手に負えない大きな庭を抱えている。私がこの地で幼少期に見ていた自然像は、決して物質ではなく自己との関わりの先にある”関係性として発現した”自然像だった。
この地を舞台に、小学一年生から続く幼馴染 9 人が未来で暮らすシェアハウスを設計する。リアルな暮らしの中で、この軽視されがちな自然と人の微細な相互関係を建築的操作によって浮上させる試みである。
暮らしと結びついた一人一人が自分事として関係を持つ自然像を育むことは、これから街が、建築が実際的に緑に染まる前段階として、これから忘れてはいけない”当たり前”なのだ。



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