急速に衰退する農村集落において、かつての人々の営みや記憶の蓄積がこのまま失われて良いのだろうか。私は山口市徳地三谷で「記憶の再生装置としての美術館」を提案する。ここではかつての姿を再現するのではなく、新旧の対比的なアプローチからこの地の記憶を再生する。3Dスキャンによる点群データを用いた新たな設計手法が、展示空間かつ構造補強となるチューブの導入と風景の真の構成要素の抽出を可能にする。