農が掛ける都市の橋都市に残る生産緑地は完全な外部として人々の意識の外に置かれ、日常生活との乖離が始まる。生産緑地によって分断された街区を橋で繋ぎ、人々の意識を外部に、農地を内部へと引き込むことで、農業・人・都市の三つの関係を結ぶ。一次産業は人の活動の中で新たに形成された自然環境ともいえる。この提案が、農業だけではなく、疎遠になった都市と一次産業の関係を見直すことに繋がればと思う。